
- 階段の上り下りで膝に強い痛みが出る
- 膝の曲げ伸ばしがうまくいかない
- 歩くたびに膝の中で「コリッ」と音が鳴る
- 安静にしていても膝がズキズキと痛む
- スポーツ中に急に膝が抜けるような感覚がある
こうした膝の不調を放っておくと、膝関節がさらに不安定になり、日常生活にも大きな支障をきたします。進行すると、最終的には歩行困難に至る可能性もあるため、早期対応が非常に重要です。
半月板損傷になってしまう原因は?
半月板は、膝関節の中にあるC型の軟骨組織で、膝への衝撃を吸収するクッションのような役割を果たしています。
この半月板が損傷する原因は、大きく分けて以下の3つです。
スポーツによる急な動作
特に多いのが、サッカーやバスケットボール、ラグビーなど、膝をひねる動作を伴うスポーツです。ジャンプの着地やターン動作で急に膝が捻じれ、半月板が挟み込まれて裂けてしまうことがあります。
加齢による劣化
年齢とともに半月板の水分量が減り、柔軟性が低下していきます。そのため、日常生活のちょっとした動きやしゃがんだだけでも損傷が起きやすくなります。
急な膝への負荷
重たい荷物を持ったまま階段を降りる、膝を強くぶつけるなどの急激な外力も、損傷の原因となります。
半月板損傷が改善しない、悪化する理由は?
半月板損傷は自然に良くなることもありますが、多くの場合、以下のような要因で悪化することがあります。
放置してしまう
「安静にしていれば良くなるだろう」と考えて放置すると、傷ついた半月板がさらに損傷したり、他の組織にも負担をかけてしまいます。
間違った動作の繰り返し
正しくない歩き方や姿勢を続けていると、膝関節への負荷が増え、回復を遅らせる原因になります。特に、X脚やO脚の方は注意が必要です。
サポーター頼りすぎ
サポーターで膝を固定しすぎると、自分の筋肉を使わなくなり、関節周辺の筋力が低下します。その結果、膝を支えられず、さらに不安定になってしまいます。
体重の増加
体重が増えると、それだけ膝への負担も増大します。とくに1kg増えると、膝にかかる負荷は約3倍になると言われています。
半月板損傷の施術方法は?
半月板損傷は、原因を根本から改善し、再発しない体づくりを行うことが大切です。
川越市ゆうおう整骨院では、以下のような施術の流れで対応しています。
1.丁寧なカウンセリングと姿勢分析
お客様のライフスタイル、ケガのきっかけ、痛みの出る動作などを詳しくヒアリングします。また、姿勢や歩行、関節の可動域チェックを通して、膝に負担がかかる根本的な原因を分析します。
2.筋膜リリース×骨盤調整
半月板損傷の多くは、膝だけでなく「股関節の硬さ」や「骨盤の歪み」も関係しています。筋膜リリースによって周辺の緊張を緩めながら、骨盤・股関節の調整を行い、膝への負担を軽減します。
3.膝周囲の筋力強化トレーニング
再発を防ぐために、膝を支える太ももやふくらはぎの筋肉を、安全な範囲でトレーニングしていきます。パーソナルケアとしてご自宅でできる運動も指導しています。
4.再発予防のセルフケア指導
姿勢や生活動作のクセ、靴の選び方、日常の歩き方など、再発を防ぐための具体的なアドバイスをお伝えします。
半月板損傷が良くなるまでの期間は?
改善までの期間は、損傷の程度や年齢、体の状態によって異なりますが、おおよそ以下が目安です。
軽度の場合(ひっかかり感・違和感程度)
約3〜4週間で日常生活に支障がなくなります。
中程度(痛みが続くが歩行可能)
約1〜2ヶ月の施術で痛みが大きく軽減し、運動も再開可能になります。
重度(関節がロックする、歩行困難)
3ヶ月〜6ヶ月程度をかけて、機能回復を目指します。
必要に応じて、整形外科と連携したサポートも行います。
当院では、単に膝の痛みだけを見るのではなく、全身のバランスからアプローチすることで、根本改善と再発防止を目指します。
まとめ
半月板損傷は、放置してしまうと慢性化しやすく、日常生活にも大きな影響を与える体のお悩みです。スポーツでのケガだけでなく、年齢や日常生活の動作からも起こりやすいことから、どの年代にもリスクがあります。
川越市ゆうおう整骨院では、カウンセリングから施術、セルフケアまでトータルでサポートし、お客様一人ひとりに合った施術プランをご提案しています。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、川越市のゆうおう整骨院にお気軽にご相談ください。