
- ペットボトルのフタを開けるとき、肘の外側に痛みを感じる
- パソコンのキーボード操作やマウス使用で肘がだるくなる
- タオルを絞る、鍋を持ち上げるなどの家事で肘に違和感がある
- 病院で「安静に」と言われたが一向に良くならない
- 湿布や痛み止めに頼る生活をずっと続けている
これらの体の不調がある方は、もしかするとテニス肘かもしれません。名前はスポーツ由来ですが、実際には主婦・デスクワーク・美容師・調理師など、手をよく使うすべての人に起こる可能性があります。
【もくじ】
テニス肘になってしまう原因は?
テニス肘の主な原因は、前腕(肘から手首)の筋肉と腱への慢性的な負担です。
たとえば、以下のような動作の繰り返しが筋肉の炎症や小さな損傷を引き起こします。
●パソコン作業やスマホ操作による手首の使用
●子どもを抱っこする、買い物袋を持つなど日常の動作
●ゴルフやテニス、バドミントンなどのスポーツ動作
●美容師や職人のような細かい手作業
この負担が続くと、肘の外側にある「短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)」の付着部が炎症を起こし、テニス肘の状態となります。
テニス肘が改善しない、悪化する理由は?
テニス肘がなかなか良くならない理由は、根本原因にアプローチできていないことが大半です。
たとえば、
●湿布や痛み止めで一時的に和らげているだけ
●安静にしても生活動作ですぐに再発
●筋膜や姿勢の問題を放置している
といったケースでは、再発を繰り返してしまいます。
また、テニス肘の初期段階では、「ちょっと疲れたかな?」程度の軽い違和感しかないため、多くの方が放置してしまいます。しかし、痛みを我慢し続けると、
●肘を動かさなくてもズキズキと痛む
●肩や手首にも痛みが波及する
●夜間痛が出て睡眠に支障が出る
といった状態にまで悪化することも少なくありません。
テニス肘の施術方法は?
原因を根本から改善し、再発しない体づくりを目指すのが、川越市ゆうおう整骨院の施術方針です。
1.丁寧なカウンセリングと検査
まず、いつ・どの動作で痛むのかを詳しく伺います。その上で、筋肉・筋膜の緊張や姿勢の癖を確認し、どこに負担が集中しているのかを可視化します。
2.筋膜調整とトリガーポイント療法
前腕や肩周辺にある硬くなった筋膜をほぐし、血流を改善。トリガーポイント(痛みの引き金)を解除することで、ピンポイントの痛みもやわらぎます。
3.姿勢と関節のバランス調整
猫背や巻き肩があると、腕全体の筋肉に負担が集中します。肩甲骨や骨盤なども整えることで、全体のバランスを最適化します。
4.セルフケアの提案
日常動作での注意点、ストレッチ、使い方のクセを改善する動きも指導します。たとえば、
●キーボード操作時は肘を浮かせない
●重い荷物は片手でなく両手で持つ
など、無理のない改善方法をご提案します。
5.実際の改善事例
40代の女性で、書類仕事が肘の痛みで困難になっていたお客様がいました。週1回の施術と、簡単なストレッチを2ヶ月続けた結果、痛みなくタイピングができるように改善しました。
テニス肘が良くなるまでの期間は?
テニス肘の回復にかかる期間は、その重症度や生活スタイルによって異なります。
軽度:2~4週間程度
早期対応であれば、筋膜リリースと姿勢改善により比較的早く回復します。
中程度:1~2ヶ月
日常動作に支障が出ている状態。生活指導と施術を並行しながら、計画的に回復を目指します。
重度:3ヶ月以上
炎症が強く、夜間痛や安静時痛がある場合。筋肉の再教育と、全身のバランス調整を通じて時間をかけて改善していきます。
施術は週1~2回のペースで受けていただくことが多く、再発防止のためには定期的なケアも重要です。
まとめ
テニス肘は、スポーツ経験がない方にも起こりやすく、放っておくと悪化しやすい体の不調です。肘の筋肉だけでなく、姿勢や全身のバランスを見直すことが、根本からの改善に繋がります。
川越市ゆうおう整骨院では、お客様一人ひとりに合わせたカウンセリングと施術で、「再発しにくい体」をつくるサポートをしています。
「これ以上、湿布や痛み止めに頼りたくない」「趣味や仕事を痛みなく続けたい」とお考えの方は、ぜひ一度当チームにご相談ください。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、川越市のゆうおう整骨院にお気軽にご相談ください。